書籍一覧

18世紀、イギリスを始めとする欧州の貴族の子弟が、
学業修了時、知見を広めるためにヨーロッパを旅行した。
その旅行は、大人になるための通過儀礼であり、
“The Grand Tour”と呼ばれていた。

The Grand Tour
ライカと巡る世界の建築風景
村上心


注文数
旅をすること。写真を撮ること。建築について思考すること。
 自らの日常の中で、当たり前に繰り返される無数の行為のうち、 たった3つを取り出して、本来であればそれらの3つに大きな影響を与えているはずの、 他の行為たちにはあえて触れずに、形としての文字と画像を本書に示した。

目次
Prologue 01 Paris / モダニズムの矛盾の産物 8
02 Sydney / 「人間らしい」環境の果て 14
03 Amsterdam / 視覚偏重の都市計画 20
04 Amsterdam / 有名になりたい建築家へ 26
05 Seoul / 建てない勇気 32
06 Singapore / 消えゆくアノニマス 38
07 板門店 / "ゲーティッド・コミュニティ"という公共性 44
08 Sydney / 対環境破壊の経済性 56
09 Hawaii / ユートピアを現実に 62
10 Florence / 様式を定義できない21世紀 68
11 Toyohashi / 徒弟制度の次なる建築家教育 74
12 New York / 建築家の復権はディテールにあり 80
13 Prague / 私の「本物」を持つ 86
14 Paris / これからの建築家職能 92
Epilogue
付録 建築風景の撮り方 50
付録 INDEX 100
   
 著・撮影:村上 心
 発行:建築ジャーナル
 定価:本体1,000円+税
 発行日:2009年3月1日
 体裁/頁:A5判変形/104頁
 ISBN:978-4-86035-062-8



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