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建築ジャーナル
2007
10月号
No.1127
定価:900円+税

特集

もうやっていられない
建築基準法改悪

 


 10月号特集担当/浅野未紗子 表紙写真/今田修二

「どこに怒りをぶつけていいのか。建築家としての業務の一部分にしか過ぎない『建築確認業務』に、 なぜこれほどまでに無駄なエネルギーを割かなければならないのか。もっとすべきことは他にあるだろう。」
 建築確認の厳格化と構造計算適合性判定(以下、適合性判定)の新設を大きな柱とした6月20日施行の改定建築基準法。 確認図書の差し替え・訂正ができない、大臣認定書添付の義務化、着工後の計画変更は再申請に…。 「厳格化」によって、申請者だけでなく審査側にとっても業務は増大した。 では、時間とお金と手間をかけた分だけの安全性が確保されるようになったのか。 そして、当初の目的であった耐震偽装を防止できるようになったのか。 改定法の実体が明らかになればなるほど、建築物の安全性確保とは違うベクトルが働いているように見受けられる。
 国交省の準備不足により、現場の混乱は今も続いている。しかし、改定方の抜本的改正が行われない限り、 この混乱は経済、産業界をも巻き込んだ社会問題に発展するのは間違いない。 「もうやっていられない」という現場の声をもとに、再改正への道筋を求めて、改定法の実効性を問いたい。

「もうやっていられない建築基準法改悪」より

6.20 改定建築基準法施行 見切り発車につき現場は大混乱
01 改定法の欠陥
業務は増大、現場も混乱 それでも改定法は有益か?
02 本丸の主張
「建築行政の信頼回復」を最優先にした法改定 小川富由
03 小住宅の危機
私たちがこの困難な時代をどう生きたかが問われている 構造設計者に聞く
04 国民生活への影響
耐震、欠陥、安心安全… 社会要請に応える法改正へ 高山峯夫、柘植直也、馬淵澄夫
05 再法改正の要点
豊富な研修メニューでコミュニケーション力を伸ばす 三菱地所設計
ソフトメーカーだから言える
構造計算プログラムの大臣認定制度は見直しが必要 星睦廣

建築ジャーナル10月号表紙
地域:  
注文数


[ジャーナル実務セミナー2]
耐震性能は数値から質の時代へ2 60
ガラスと鋼の耐震工法、病院建築の免震事情
50歳の建築を100歳建築へ再生 住みながらにして耐震補強 住まいクリニックセミナー「地震に自信を」
病院建築、地震リスクとその回避策 宮崎光生

[編集長通信]
大臣認定プログラムと適合性判定は税金の二重取りだ 西川直子 02

[論評]
オランダ人が示した大阪の「水と緑のネットワーク高層」 角橋徹也 03

[INTERVIEW]
精緻な積み重ねに習い地域の材と職人で現代の木造建築設計 前田伸治 04

[地域の話題]
東日本 ケミレスタウンプロジェクト、二子玉川まちづくりワークショップ ほか 06
中  部 愛知「国際芸術祭」高層に芥川賞作家が物申す ほか 10
西日本 故・小田実を偲ぶ会、広島市・二葉公民館が市場で交流の場づくり ほか 12
九  州 堀川運河に屋根付き木橋完成、福岡市・愛宕浜マンション問題 ほか 16

information 20
建築をかじる 川野惠子・斉藤理 22
オススメABC 武山肇、江上徹 22

[安心安全住宅ニュース]
古川保のこんなものほしい29 25
設計監理SOS 幸田雅弘 26
シロアリ駆除剤被害の現場から4 小倉恢子 27
環境症6 猫田白重 27
反電磁波講座22 加藤やすこ 28


[連載]

連載タイトル 連載number 内容
47 筑豊通信 61 構造計算適合性判定より先に報酬料の改革を M田イサオ
48 住宅を読み解く 18 アーキファーム設計「川越の家 TERA」 室伏次郎+
鬼頭梓+
山下和正+
渡辺武信
51 The Grand Tour 9 メディアを目的化する建築家たち 村上心
52 くまもとアートポリス検証の旅 3 保育・教育施設編(上)『八代市立高田あけぼの保育園』 古田孝
54 設計事務所VSラージファーム 三菱地所設計・新丸ビル 中村新菜+
岡田和人
55 設計事務所ダイアリー 22 菊地宏さんの1カ月 菊地宏建築設計事務所
56 文藝ジャーナル 7 「永田町の密約」 戸谷英世
58 FOCUS



東日本建築集

  安宅設計、原田省吾建築設計事務所、I.C.D.建築設計事務所、アーキテクトワークス、寺設計



中部建築集
  日本設計名古屋支社、柳喜三建築設計室



西日本建築集
  岸研一建築設計事務所、都市環境ランドスケープ



九州建築集

  山田デザイン研究室


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