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建築ジャーナル

2004 2 月号
定価:900円+税
●表紙撮影/小林草太
●特集ディレクション/
MuFF図案部 厚見達也

●特集デザイン/久保佳子
●2月号特集編集担当/浅野未紗子

文明が進めば進むほど天然の暴威による災害がその激烈の度をなす…寺田寅彦の防災に対する警句である。1995年の阪神・淡路大震災では、6000人を超える死者が出た。地震を起こす可能性のある活断層が約2000にもおよぶ日本。「地震」は必ず襲いかかってくるが、人間の努力によって「震災」は軽減できる。合理性や経済性だけではなく、「安全性」という視点に立った時、魅力ある住まい・都市の実現に向けて、私たちは何をすべきなのか。

「東海地震の独り歩き」より
東日本版
中部版
西日本版
九州版


東日本版 西日本版 中部版 九州版



2月号特集
「東海地震」の独り歩き〜耐震対策の実態は…


根拠無き予知体制
大いなる幻影「東海地震」 ロバート・ゲラー 22
行政対策の検証
このままでは、市民の命は救われない 静岡・愛知・横浜 24
地域防災計画の検証
より現実的な対策が求められる 神戸・静岡・愛知・横浜 26
コミュニティ再生
コミュニティ崩壊から10年目の真実 震災復興住宅「南芦屋浜住宅」の現状 28
アンケート
耐震と建築基準法のはざまで 設計者8人の声 30
行動する建築家たち
求められる建築家の役割とは 田村佳英 木村博昭 32
NPOで構造研究
生活者の視点で、現実的な耐震化を 中田準一 34
倒壊しない木造住宅
「新耐震以前=危険」という見方こそ危険 坂本功 36
防災まちづくり
「自分の身は自分で守る」が第一歩 高見沢実 38
住宅問題は人権問題
「1.17」の教訓は踏みにじられている 早川和男 40

時代を読む
「環境首都コンテスト」は 日本の自治体を 民主化するか 癘{育生
談論風発
「まちづくり」を問い直すA 三好庸隆 福川裕一


連載ほか

月刊 安心安全住宅ニュース
古川保のこんなものいらない25
へんなおじさん+なんでだろう 2
設計監理SOS
相談室担当会員として提言 森下芳一
住宅問題の裏が見えるコラム47
民家を移築再生して団地集会所にできないか 松本恭治
 


東日本版建築ジャーナル

論評
設計料のダンピングと建築家の倫理 斎藤孝彦 9
CMが建築を変える31
CMとITのかかわり 小菅 哲 10
住民側逆転敗訴〜小田急高架訴訟
住民側「不当な判決」、直ちに最高裁に上告へ 12
新しい国・都市づくりを提言したい
日本の未来をつくる会 13
情報スクランブル
専攻建築士登録申請〜静岡・東京・大阪・栃木で1700件を超す
建築設計・監理業務委託契約書〜JIAが小規模建築向けに作成 14
Information 15

建築集
オームラ建築設計、スーパービジョン、日本システム設計




西日本版建築ジャーナル

論評
今も同じように 小田 実 9
建築をあるくD 
アートと人がつくりだす廃校の放課後〜「LOVE PLANET-愛の惑星-」 10
環境デザインノートF
「住宅観」をリセットする 花田佳明 12
西日本ひとことものN 
中尾秀一 阿蘇紀夫 13
毎日が木よう日 木のネットワーク@
国産材住宅推進協会 人と木の住まいづくりネットワーク  14
佐久間慎一郎の建築風景A
京都ハリストス正教会生神女福音大聖堂  15
インフォメーション 16

建築集
アール・アイ・エー、建築計画研究所、Mac建築デザイン研究所




中部版建築ジャーナル

論評
「景観」と「景気」の関係式 川崎和男 9
五感で検証する公共空間のディテールG 
もう一歩の進化を期待したいエレベーター 津田美知子 10
いま一度モダニズムB 谷口吉郎の計画的配慮と管理者の利便性との矛盾 12
「耐震バブル」がなぜ起き得るのか 
耐震化を阻むさまざまな障害 山田幸司 14
News&Information 
「誰を」選ぶかに、責任と努力を 「欠陥住宅を正す会」発刊25年記念シンポジウム
時代要請に応える建築が選考基準 第35回中部建築賞受賞者発表
北川原温講演会「想像力の冒険」 JIA三重2004建築文化講演会 15

建築集
畑建築デザイン計画、針谷建築事務所


九州版建築ジャーナル

論評
環境アセスメント法違反の日本政府 真喜志好一 9
九州建築塾物語L  第8回 長崎の巻・その2 10
プロジェクト   門司港レトロ 12
筑豊通信Q
英彦山の時の流れとレーモンド「山の家」 M田イサオ 14
川辺川 地域と住民は今P
ダム反対運動の10年(3) 寺嶋 悠 15
新・家をつくろうA
私の住宅設計方法T 鮎川 透 16

建築集
九建設計




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