HOME一覧前号


建築ジャーナル
2013
9月号
No.1216
定価:900円+税

特集

農地ある都市デザインをつくれ

 


安倍首相が交渉参加を表明したTPP(環太平洋経済連携協定)は、一体誰が得をするのだろうか。2012年度の日本の食料自給率(カロリーベース)は39%を示し、他の先進国と比べて自給率の低さが顕著だが、TPPに参加すれば、国内農業は大打撃を受け、食料自給率のさらなる低下は確実だ。一方、第一次産業人口の減少に伴い、農地面積が減少し、日本の風土が失われている。食の安全はもっとも身近な環境問題だ。安全な農地を都市計画としてデザインとして社会システムを構築していくことも必要ではないだろうか。

「農地ある都市デザインをつくれ」より

■つくば市中根・金田台地区まちづくり
緑地、農地に挟まれた100坪の住宅地、世界に誇れる新田園都市を|藤本昌也

006
■都市=森林=農地、ミレニアムシティ
お金に縛られない農的な暮らしのある都市コミュニティ|井口浩

010
■飯館村災害後方支援チーム「分村移住」を提案
飯館村で築いてきた“までい”な暮らしを他の土地で再現|糸長浩司

014



クリックすると大きな画像が表示されます
東日本版
中部版
西日本版
九州版



【ひと】
兼松紘一郎が巡る建築家模様 [9] 大自然に建つ唯一無二の建築―倉本龍彦 003

【批評】
建築保存のポリエードル [21] 白化―笠原一人 018
関西建築新世代 [5] アルファヴィル 前編 暮らしと街を接続する自律的な形態―倉方俊輔 036
都市計画は誰のためにあるか [19] ウォーターフロントの再生8 小樽・函館・門司港3―中野恒明 042
前川國男の求めたもの [18] 幻のオリンピック東京大会会場計画 【上】―松隈洋 046
絵本のなかのコミュニティ・ビタミン [9] 子どもの視点からのダイアローグ的想像力―延藤安弘 050

【建築と政治】
「通信の秘密」はどこまで守られているか?―江原幸壱 052

【地域の話題】
東日本 児童館の先駆けとなった国立総合児童センター「こどもの城」存続を、
      【大里】構響楽、北海道大学・森研究室、安房麦酒 ほか 024

中  部 気仙沼大島に多目的ホール、「水上ビル」中心にアートイベント「sebone」、
      オーストラリア記念館が存続の危機、【名古屋】建築文化を議論する起爆剤 030

西日本 【京都】京都市、歴史的建物を建築基準法適用外に
      【広島】3団体が包括協定、連携協力へ 034

九  州 大分市「車から人」優先プロジェクト、熊本市の建築“破壊”行政検証
      【鹿児島】鹿児島市中央公民館リニューアル 【佐賀】「わいわい!! コンテナ」プロジェクト 038

【実務】
古川保の伝統構法万歳! [57] 「あたしの家」から分かる建築のマコト その1 020
反電磁波講座 [94] 「イスラエル最高裁がEHSの調査を命じる」―加藤やすこ 022
森のある暮らし [9] 「建築は自然素材でつくり受容性を持て」―辻垣正彦 023

【NEWS】
五十嵐太郎の先読み編集局 [56] 「歴史のイメージと記憶」 045
まちの胃袋 [21] 「おふくろ庵の漬物バイキング 愛知県東海市」 山崎亮 054
Information 002




東日本建築集
<建築最新事情>楠山設計(東京都千代田区)
<建築集>二本柳慶一建築研究所(北海道函館市) ワシヅ設計(新潟県長岡市)
田井勝馬建築設計工房(神奈川県横浜市) 大誠建築設計事務所(東京都中野区)  宮田建築事務所(東京都港区)




中部建築集
<建築集>翔デザイン建築事務所(静岡市駿河区)




西日本建築集
<建築集>アクアテックジャパン(大阪市中央区) 橋本健二建築設計事務所(大阪府茨木市)
ATELIER A+A(愛媛県伊予市) 一級建築士事務所スタジオヴォイド(神戸市東灘区)




九州建築集
<建築集>志賀設計(福岡市城南区)




HOME一覧前号