沼 湿地 荒地論

2021 6月号No.1317

建築ジャーナル

定価:900円+税

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特 集

沼 湿地 荒地論

住むのにも耕作するのにも適さぬ土地。人の近くにあっても、生産とは無縁と思われ、放置されているところ。湿りすぎていたり、乾きすぎていたりして、人が好まぬのになぜか言い伝えや物語が生まれる場所。そんなところに潜むものが今、見直されている。2019年11月号「地べたの思想」に続く「沼地 湿地 荒地」編。地の力を文化史的、社会科学的、自然科学的に解き明かし、掘り起こす試み。

「沼 湿地 荒地論」より

  • インタビュー

    沼とその効用|嘉田由紀子 3

  • 沼 湿地 荒地論

    沼地の創造力|伊藤 毅 8

    干拓休耕地を干潟に復元 三重県英虞湾の試み|国分秀樹 11

    湿地・池沼からの世界観 水辺の犠牲を偲ぶ|千葉 一 14

    荒れ地という創作論を持って、遠い村を訪れる|佐藤研吾 18

    干潟から見えた世界 ドキュメンタリー映画「東京干潟」「蟹の惑星」の撮影を通して|村上浩康 22

  • 沼さんぽ

    関東一沼が多いまち|山崎太資 26

連 載

  • 五十嵐太郎の先読み編集局【149】金正日が改造した劇場都市・平壌|五十嵐太郎 28
  • 手づくりこしらえの記【7】ショートパンツ|坂口恭平 29
  • 見えない都市【9】小さな野生/野性|連ヨウスケ+山川 陸 32
  • お城と日本人 木造化論争の行方【31】河村市長、新人候補退け5選 名古屋城天守木造化の行方|毛利和雄 36
  • 前川國男論◎戦後編【38】単位空間によるプランニングの方法論へ|松隈 洋 43
  • まちの胃袋【112】ウインドファームのコーヒー豆(福岡県水巻町)|山崎 亮 48

緊急連載

美観論争から55年 東京海上ビルに解体の危機【1】
東京海上ビルディングに託された公共空間はどこへ|松隈 洋 34
前川國男の超高層ビル構想|松原隆一郎 35

情報ポスト

<福島>
持続可能な建築のゆくえ ウッドショックは語りかける|遠藤知世吉 37
<読者の視点>
日英米のコミュニティスクール集成|渡邉昭彦 38
<東京国道 街路樹伐採問題20>
愛 みち子 39
<江戸川区>
葛西臨海水族園とグリーン・リカバリー|安田幸一 40

建築

ESPAD環境建築研究所(東京都世田谷区)
光崎敏正建築創作所(名古屋市千種区)
針谷建築事務所(静岡市駿河区)

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