実験都市「つくば」

2022 9月号No.1334

建築ジャーナル

定価:900円+税

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特 集

実験都市「つくば」

日本での最初で最後の新都市建設。都市計画都市「つくば」。それにかかわった土肥博至さん(筑波大学名誉教授)の貴重な証言がある。今だから語る国家プロジェクトの背景、何をめざし、何ができなかったか。磯崎新抜擢の裏話など、50年余り前の都市計画技術者の熱い思いと矜持が伝わってくる。今、理想を求めた住宅群も徐々に民間売却され、無人の公務員宿舎もある。交通が便利になったため、民間の高層マンション化が進み、ベッドタウン化している。その中で新しい動きの萌芽もある。1963年9月に「筑波に新都市建設」が閣議了解されて60年を前に、都市計画が描いた夢のゆくえと、その成熟について。

「実験都市「つくば」」より

  • 「つくば」を知るⅠ

    「筑波研究学園都市」の概要と計画略史|河中 俊 2

  • 証言

    「筑波研究学園都市」の計画に携わって|土肥博至 8

  • 「つくば」を知るⅡ

    1980年以降、40年の「つくば」の変化と現状|藤井さやか 15

  • 「つくば」を見る

    建築・都市デザインガイド 30選|永井正毅+坊垣和明 19

  • 「つくば」のこれから

    実験都市「つくば」の未来と可能性|藤井さやか 27

  • コラム

    私が電柱・電線をなくそうとしたわけ|小林遼平 29

    私が出会った集落と実験都市つくば|齊木崇人 30

    実験都市つくばにおけるハウジング研究会の試み|花里俊廣 32

    つくばセンタービルをリノベーションした「co-en」|小林遼平 33

連 載

  • 五十嵐太郎の先読み編集局【164】都市を使いたおすアート|五十嵐太郎 34
  • 伊藤潤一の児童養護施設全国行脚 【5】三ケ山学園[大阪市貝塚市]後編|伊藤潤一 35
  • inプレインビュー【4】フライング・マットレス|連ヨウスケ+山川 陸 36
  • 古川保の伝統構法万歳【54】|古川 保 38
  • 前川國男論◎戦後編【53】ポスト・モダニズムと「建築の危機」の時代に|松隈 洋 40
  • 仕事場【64】かけ合わさる個性が新たな想像力を生む|畝森泰行建築設計事務所 + t e c o 46
  • まちの胃袋【129】スンミネヘンボッケジャンのヤンニョムケジャン(大韓民国ソウル市)|山崎 亮 48

情報ポスト

<福島>
原発事故から4,000日が過ぎて、多くの人生を変えた|遠藤知世吉 39

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